2009年11月28日土曜日

20円 写真館

写真家の池田晶紀さんが、twitter で時間と場所をアナウンスして、現地で声をかけると、20円で写真を撮ってくれるという企画らしい。撮影風景が youtube で見られるという、その名も「YUKAI TV」。こういうことが出来るって、今の時代ならではな気がする! と興奮してしまった。撮影の最初に伊藤ガビンさんが登場したり、最後にオマケのように本人のギターソングが入っていて、思わず笑ってしまう。行ってみたい ;-)

ギャラリー2つと展示会



水の手紙/空の余白:
製本の先生、都筑先生の展覧会へ
ananas pressの本がどれも素敵。
丁寧な手作業とお茶目なアイデアにグッときてしまう。




HAND WASH COLD WATER:
イラストレーター 山本祐布子さんの展覧会へ
山本さんのイラストが光をまとって、現実世界に現れたような不思議な作品。日常の靴下もパンプスも洋梨も、あんなに生き生きさせてしまう感性って素敵。
(画像は、gallery fève から拝借させていただきました)





Make: Tokyo Meeting 04:
AXISのPCFメンバーの勇姿を見に、Make という展示会へ

バイオリンとマン・レイ

音楽が好きな先輩が、自分の音色を求めて、バイオリンを手作りしたという。木の薄さや軽さ、色艶も、美しい手作業に感動してしまった。輪郭をなぞるような細くて黒いラインも、うすくした木を隙間にはめ込んでいるらしい。そのバイオリンに感動したからか、最近思い出しもしなかったマン・レイの作品が浮かんできた。見せてもらったバイオリンと隣り合わせのカードにしたくなって、プレゼントしてみた。相性の良いイメージの並びに幸せな気分になってしまった ;-)

2009年11月18日水曜日

Downside Up

twitter で saul_uedaさんが話していた「Downside Up」という映像を初めて見た。少し調べてみたけど、イギリスの映像作家、トニー・ヒル(Tony Hill)の作品ということらしい。こんなに地面が回転する映像、今見ても面白いけど、当時の人たちは驚いただろうな。




こんなミュージックビデオも手がけてるみたい。
なんだか手品をみてる感じ。


EMBEDが無効なので、リンクはこちらから ↓
http://www.youtube.com/watch?v=RjfqeKZLDJE

2009年11月17日火曜日

Typologic 展

日経の SPACE NIO というギャラリーに行って来た。
エントランスから、カフェ、ショップ、展覧会会場、エレベーターへとメディアウォールというオブジェが流れるように案内してくれる空間。スペースデザインは、グエナエル・ニコラさんが担当。オブジェに、映像がプロジェクションされていて、日々めまぐるしく変わる情報を感じる空間だった。アイデアは浮かびそうだけど、あれだけのクオリティでまとめられるのは、ニコラさんの手腕だと思う。展示会自体は、作品数の少なさと学生の展示もあり、期待しすぎただけに少し残念に思った。でも、永原さんと山辺さんの作品が、印象深い。「星座の解体」にしても、「フラクタルタイポグラフィー」にしても、どのように作られてるのかプロセスが気になるところである。

2009年11月9日月曜日

Plural creative studio

すごーくよく出来ているサイトを発見。
Plural というシカゴを拠点に活躍する
クリエイティブスタジオのサイト。
数年前にFlashで流行っていた表現を彷彿させるけれど、
FlashではなくJavaScriptで組まれていた。
コンテンツが横に遷移するのが新鮮。
基本のコンテンツは上の方にあって、
workやshopは下の方にある、
というマトリックス構造で出来てるみたい。
カテゴリーごとに段が変わるようで、
posters → books → web という順に、
一段ずつ下に遷移するということらしい。

books の複数ページの見せ方も秀逸で、
右の小さなサムネイルでページを選ぶと、
上下に遷移して、選択したページを見ることができる。

オンラインショップの売り方も、
いかにも売るではなくシンプルにさりげなく買える感じが良かった。

デザインスタジオの作品の見せ方は、
ほとんどカテゴリーごとにページを分けているものが多い中、
全部を俯瞰できるような構成に感動してしまった。
やっぱりアイデアに尽きる気がする。


これが基本コンテンツの上の方の画面。




下の方にあるworkの画面。




モーションの作品で面白かったものを2点ご紹介。






1つの画面の中で、異なる楽器演奏が同時に見られる感覚が
なかなか面白かった。






狭いスペースなのに、差し込む光によって空間の表情が
みるみる変わるなんて、と感心した作品。

スターバックスのイラスト

2年前に木内達朗さんのイラストがスターバックス・ホリデーキャンペーンに使われていたのは覚えていたが、CMに展開されるイラストを今頃になって発見。木内さんのイラストにストーリーが加わって、より素敵な世界観に。台詞がなくても充分伝わってくる。代理店は、Wieden+Kennedy とのこと。
そういえばうろ覚えだけど、言葉で説明しなくても見て伝わるアニメーションを目指していると、PIXERJohn A. Lasseter が言っていた気がする。その方法を「ストーリーテリング」というとか。世界に愛されるアニメーションを描くには、見て伝わる世界が大切なんだろうな。






2009年10月21日水曜日

東京コレクション

高校時代の友人が、東京コレクションのヘアメイクを担当したので、
ミッドタウンまでショーを見に行って来た。
彼女の旦那さんと、会社の近いもう一人の高校時代の友人と。
モデルさんたちは、品の良い赤毛に染められ、
服の良さを引き立てていた。
いつも私たち夫婦の髪型を、オーダーしなくとも、
気にいった髪型に仕上げてくれる彼女。
良いかたちで次の仕事につながりますように。

2009年10月18日日曜日

製本のワークショップ

10月から11月にかけて計5回、製本のワークショップに通う。
先生が留学していたからか、日本で思い描く「製本」とはイメージがだいぶ違った。手先に集中する時間は心も穏やかにしてくれそう。

2009年10月17日土曜日

見えてない輪郭 展

深澤さんと藤井さんの内覧会に行って来た。
あまりの写真の美しさに、思わずカタログを購入。
藤井さんのスタジオを再現した一角が面白かったな。
あの3つの手法だけで作品が生まれてるなんて驚いた。
深澤さんの個人事務所とは思えない仕事の多さにも
圧倒されてしまった。
もう一度、ゆっくり見に行きたい。

2009年10月6日火曜日

Razorfish

Razorfish というデジタルブランドマネージメントの先駆的な会社のサイト。ドットで表現されやビジュアルが画面を覆い尽くし、つい見入ってしまう。リアルタイムの映像なのか、なかなか重いのが難点のような気がする。よく聞く某代理店は、こことの業務提携だったのか、と今頃になって知った。

西村さんと石村さん

西村さんの2冊目の本を記念して
トークイベントがあったので行って来た。
お相手は、なんと石村由起子さん!
石村さんは、カフェや雑貨店の少なかった25年前に、
奈良で「くるみの木」を始めた方。
開店の経緯はこちら
西村さんは、家人の恩師でもあり、
奥様は、会社の元先輩でもあり、
着いて早々、なんだかにやけてしまう。
六本木の本屋さんとは思えない、
穏やかであたたかな空気。
西村さんの言葉を使わせていただくなら、
健やかな空気、だろうな。

西村さんのナビゲートによって、
石村さんの思い描いたお店をつくるまでの話が中心だった。

夢を見続けることが大切だそう。
分かりやすくいえば「夢 = 目標」に価するだろうと。
人が思いつく夢は、
そんなに実現不可能なことを夢みないものだから、
夢が見つかった時点で、叶う方向に動き出すものだと。
昔は泣いてばかりいたのに、
お店をつくることで、自分も育て鍛えられ、
どんなことが起きても、
明るく前向きにとらえられる心ができたとのこと。
経験しながら得た知識を、凛とした佇まいで
ユーモアいっぱいのお茶目さで語る姿が素敵だったな。
引き出し上手の西村さんにも拍手。
最後は、奥様にも知り合いにも偶然会えて、楽しい夜だったな。

2009年9月29日火曜日

写真の手習い

ゴルフ以外に趣味らしい趣味のない父が、写真をはじめたいというので、誕生日に本でもあげようと2冊選んでみた。1冊は自分用と思ったけれど、自分用にもう1冊も買おうかな。



--
写真がもっと好きになる。-菅原一剛の写真ワークショップ。
--
ほぼ日で連載していたものをまとめたらしい。

--
写真の撮り方手帖 ~たいせつなもの、撮ろう~
--
ファンシーにまとめられてるけど、ポイントを押さえるには良さそう。

父にポートレイトを極めるよう仕向けよう ;-)
お手本はこれで決まりだな。
--
ダカフェ日記
親子の日
--

2009年9月24日木曜日

ポスタルコとSENSEWARE

SWにポスタルコの展覧会と SENSEWARE に行って来た。
ポスタルコの展示を見ていると、楽しそうにモノづくりしている姿が浮かんできて、ついつい展示を見ながら微笑んでしまう。見ているこちらまで何か作りたくなってしまい、良いアイデアが浮かんでくるから不思議。
SENSEWARE は、撥水性のある布に「SENSEWARE」という文字が浮かんでは消え、小さな雫が光を受けてダイヤモンドのように輝くインスタレーションからはじまり、心を奪われてしまう。さすがだなぁ。光ファイバの入った光るブロックや、イスの素材としても活躍できる丈夫な素材や、保水性のある素材など。いままでの繊維の概念って何だったんだろう?って目から鱗の連続。ご本人もいらっしゃって、スタッフに熱心に指導されてる姿が印象的だったな。やっぱり楽しんで作らねば、と思った一日。


2009年9月12日土曜日

Terri Weifenbach

ずいぶん昔、友人に誘ってもらった Terri Weifenbach の展覧会で出会った「Hunter Green」という写真集。確か、いまは絶版だったはず。Amazon をのぞいたら10万円以上の売値に驚いてしまった。NAZRAELI PRESS という出版社から出てるけど、ここの本のセレクションがなかなか良さそう。


2009年9月11日金曜日

iPhone Hello WideScreen CM

八木保さんの講演を聞きに行った時に、
見せてもらったiPhoneのCM。
数秒だけなら著作権にひっかからないらしく生まれたCMとのこと。
八木さんが言う「すばらしいですよ」は、いつも魔法を感じてしまう。よりすばらしく聞こえてしまうから不思議。

A-POC INSIDE

グッとくるといえば、コレでした。
新しい ISSEY MIYAKE ブランドを表現した「A-POC INSIDE」のアニメーション。
認知科学の知見を用いて、わずかな要素だけでファッションモデルのいきいきとした動きを表現したもの。女性から男性のモデルに変化するあたりや、動物の走っていく姿は本当に秀逸。

Sony Bravia

日々の音色の記事を書いていたら、このコマーシャルを思い出した。
25万個のスーパーボールを本当に転がして撮影したというもの。サンフランシスコの街のきれいさとメロディの素朴さに心奪われた映像だったな。時間がたってるから荒い映像しか見つからなかったのが残念。


2009年9月9日水曜日

日々の音色

twitter で yurigoma さんに教えてもらい、グッときてしまった「日々の音色」MV。NY在住のアーティスト、川村真司氏は、学生時代 SFC 佐藤研に所属していたとのこと。
MVにありがちな予算問題と距離的な問題という2つの制約を、逆に生かそうとした際に思いついたアイデアという。制約があるからこそアイデアが生まれるのか。

iPhone

iPhone の面白さが分からなかった頃、徳井さんの取材をきっかけにその世界観を体験することが出来た。

これは「モスキート」というアプリ。
イヤフォンで蚊の音を聞きながら、音が大きくなって近づいてきたら、iPhoneを振って蚊を捕らえるというもの。現実の体験が蘇る不思議な感覚。

i Phone上でのアプリの画面。



こちらは実演を兼ねたプレゼンテーションムービー。



他にも、マリオのジャンプ音でジャンプした場所が地図上にマッピングされるアプリ「9の1」や、スピーカーで拾った音を10秒送らせてイヤフォンから流してくれる「10 seconds ago」というソフトがある。

2009年9月8日火曜日

人生初の台割

今の会社に入社したての頃、初めてもらった台割に愛着があって、いまだに捨てられずにいる。映画祭のパンフレットをデザインさせてもらったけれど、オーダーしてくれた方がデザイナー出身ということもあり、マンガみたいに吹き出しが入った楽しい台割である。



表紙のイメージは、Max Bill のようなスタディを参考にしてください、という。振り返ってみると、粋なオーダーだったように思う。ポジティブを絵に描いたようなエネルギー溢れる方。ご無沙汰しているけれど、お元気でいらっしゃるだろうか。



最初の1冊目をデザインした時は、何から何まで段取りが分からず入稿間際の深夜に、ボスにも大忙しのN先輩にも手伝ってもらったことを思い出した。いろんな人に助けられて今があることを忘れないようにしなければ。

2009年9月7日月曜日

Hoefler & Frere-Jones

書体の魅力に溢れた Hoefler & Frere-Jones
探す楽しさが感じられ、グローバルナビゲーションの前に、Search、Find Fonts、Browse Collections の3つの検索が付いているのも親切のように思う。

ha ha ha


これも前の会社の先輩に、CBSのコメディが他局よりも笑いが大きく面白いということを表しているんだよ、と教わったんだった。

2009年9月6日日曜日

iQ font


I love typography というサイトで、iQ font というのを見つけた。
走った跡が書体になっていくという、企画としてはベタな感じもするけれど、組見本が良かったので載せてみる。

flickr でもっと写真が見たい人は、こちら
書体を使ってみたい人は、こちら



2009年8月20日木曜日

go out

まだ書体名も知らなかった頃、
「正円のように組めるのは、この書体だけなんだよ」って、
Futura という書体を覚えたのを思い出した。


偶然、futuraの昔のポスター発見。

2009年8月17日月曜日

ちび紙袋

大きい紙袋をリメイクして、ちび紙袋を作ってみました。もう一度日の目を見せてあげたいなと。紙袋の底にも、小さな鳩がいることを発見 ;-)