2010年12月29日水曜日

あと、2日

今年も残すところ、あと2日となってしまいました(早いっ)。年をまたいでしまう前に、10月の展示用に作ったツリーカードをご紹介させてください。来年は、もう少しブログの更新をまめにしたいと思いつつ…(がんばろう)。
megropressさんが参加していた「活版 in kamakura」(KAYA garelly mini)というグループ展に参加させてもらいました。予定が合わなかった為、残念ながら会場に伺えなかったのですが、yokoさんのおかげで、素敵に展示していただきました。いつも感謝です;-) 


森に自生するもみの木をイメージして


展示用のみ、雪が降り積もったホワイトツリーも


台形型のカードと封筒をセットして


まるい舞台にのせてもらった tree card たち

2010年9月3日金曜日

Commercial Type

Commercial Typeというサイトが、よく出来ていた。flashを使わずに、javascript(modalbox、prototype、effects、dragdrop 等)の組み合わせで、動きを表現しているみたい。ModalBoxは、例えるなら「MacOS X風のダイアログを表示するライブラリ」だそう。なるほど。dragdropは、Type Testのところで使われてるのかな。上部に表示されるローディングや、ボタン部分のハイライト表示が気が利いていて良い感じ。書体としては、guardianというイギリスの新聞書体も販売していた。

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・ModalBoxのサンプル
effectsのサンプル
dragdropのサンプル
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トップページは、ランダムに書体が紹介されて始まる。


詳細ページ内でプルダウンを選択した後、
エレベーターのような動きが心地よかった。
最小から最大まで一気にフレーム内の文字が移動する。
十字キーで、掴んで好きな部分を見ることも出来る。


これは、最大サイズになった時。


書体検索部分も、ボックスを複製したり、
削除したりが簡単にできるようになっている。
そして並べ替えも可能。


妹に旅行時に買って来てもらったイギリスの新聞、ガーディアン。
丁度デザインリニューアルの時のもの。

2010年8月24日火曜日

箱のワークショップ

先月、箱のワークショップ in 世田谷ものづくり学校 に参加してきた。久しぶりの都筑先生の授業、楽しかったな。他の生徒さんも良い方ばかりで、少人数だし、とっても充実。途中、あまりの集中に蝉の声が聞こえなくなったほど。先生も、終了の声をかけずらかったと言っていたっけ。(笑)

基本的には、先生のベーシックの授業を終えた人が対象とのこと。ボール紙を互い違いに組み上げて、ボール紙が見えないように、用紙を貼って完成。と、書くと簡単そうだけど、実際は、製本用ボンドが乾くのを待ちつつ、紙ヤスリで削りながら、削れた粉を隙間に埋めつつ、箱の一体感を出していくという地道な作業。でも、少しずつコツをつかめると、手作業ならではの面白さがあった。時間は、13時〜19時まで延長してもらったのに、残念ながら終わらず。翌日、家で2時間くらい集中して完成。製本では使わない道具(スコヤ 等)との出会いも、なかなか面白かったな。「箱 = プロダクト」を自分で作れる可能性が広がったのだから、また何かに発展させたい。


ベーシックで習ったものを入れてみた。


左は、最後にかけ足で習った紙の箱。右下は、夫の箱。


最近、気になった箱を2つ。自分用にメモ。

モノの美しさと香りに負けて、購入した ISSEY MIYAKE の香水の箱。流木に着想を得て誕生したとのこと。菱形という形態もセンスを感じる。


こちらは、木でできたマグネットを納めた箱。トレペの下から数字やブランド名「hum」がうっすらのぞいていて、さりげない感じが素敵。

横井軍平展って?

まったく興味がなかったけれど、たまたま聞くことになった、岩井俊雄さん、田中宏和さん、真鍋大度さん、牧野武文さんのトークイベント「横井軍平展」in VACANTが面白かった。

そもそも任天堂は、ゲーム会社だと思っていたけれど、当初は、花札・トランプを作っていたらしい。展覧会名になっている横井軍平さんという優秀な社員がいて、その方の影響を、岩井さんをはじめ、多くの人たちのモノづくりに、今も影響を与え続けていることを初めて知った。

もともと横井さんは、設備の保守点検が仕事で、暇つぶしに作ったマジックハンドが、たまたま社長の目にとまったところから、ゲームづくりをスタートさせたとのこと。マジックハンド以外にも、光線電話 LT(※1)、ラブテスター(※2)のような商品が、その当時おもちゃとして世に出ていたとは。

一番印象に残っているのは、岩井さんのプレゼンテーション。
会場の人たちに魅力を説明するには、なかなか難しいインタラクションゲームを、会場のプロジェクター以外に、ビデオカメラで手元を写したり、PCに切り替えたり、スーパーファミコンを準備したり、30分という短い時間を有効に伝えるための準備がされていて、岩井さんの作品に対する想いが伝わってきた。

内容的には、「Tenori-on」という商品がいきなり誕生した訳ではなく、サウンドファンタジー(ゲームソフト)、展覧会用に手売りしたゲーム機など、音と光を一緒に楽しむというアイデアをいくつか形にしながら、「Tenori-on」が生まれたことが分かった。岩井さんのゲームは、一般的なゴールに向かうゲームと違って、光と音を楽しみながら遊べる、操作側の創造に委ねている楽器ゲームのような印象を受けた。また、すべてのアイデアに、美意識のセンスを感じた。

ご本人曰く、横井さんとの共通点は、「光線電話 LT」と「Sound-Lens」という作品が、どちらも光と音の波長を置き換えることで成り立つ作品で、知らないうちに同じアイデアを形にしていたという話だった。

任天堂の強みは、ゲームキャラクターを記号に置き換えたとしても面白さが伝わることを心がけていて、「モノ」と「体」の関係で成り立つ、面白さの本質をとらえていることだと言っていた。アナログからデジタルまで、面白さをそのままにおもちゃを作り続けた数少ない人らしい。と、すっかり面白さに魅せられて帰ってきたという、不思議な1日だった。

※1: 声を光に変え、受けた光を音に変換するトランシーバーのようなもの
※2: 2人の相性によって針が振れるというもの

岩井さんのプレゼンテーションの様子。


商品化されたマジックハンド。


展覧会の様子。

2010年7月13日火曜日

greeting card

凸凹フェスタで作った母の日カードをきっかけに、父の日カード、虹のカード、風船のカードとラインナップを増やしてみました。
虹や風船のカードは、何気ない日常で感じる、ちょっとした幸せをカードにしてみました。
なるべくシンプルで少ない加工を心がけたのですが、作り始めると夢中になってしまい、風船なんぞは、なかなか大変な加工となってしまいました…。まだ、2つ目が作れてないような状況です;-)
カード用紙は、製本の授業で、出会って好きになった紙、OKサンドカラーと、厚紙の割に風合いのあるパルパーにしてみました。手が、紙と対話する時間っていいなぁ、やっぱり。





2010年5月29日土曜日

凸凹フェスタ2010を終えて。

5月の連休(2日〜5日の4日間)に開催された凸凹フェスタに、ちょっとだけ参加させてもらった。megropressのyokoさんが参加するので、良かったら一緒に出しませんか、と誘ってもらったのがきっかけ。これは良い機会かもしれないと思い、前々から母の日のために花束感のあるカードを手作りしたいと思っていたので、トライしてみることに。同じ会社なので、ランチを利用して、二人でテーマを打ち合わせ。ものすごい勢いのガールズトークで盛り上がり、「贈る手紙」をテーマに、ものづくりをスタート。この後は、多くを打ち合わせせずに、会場にのぞんでみた。一緒に並べてみると、色合いがあっていて、とても嬉しくなってしまった。(のは私だけ? )
今回の一番の収穫は、なんといっても人との出会いだった気がする。期間中、体力なしの私は、ほとんどお店番を出来なかったけれど、yokoさんのおかげで、どんな人が買ってくれたか知ることができた。そんなに安くない価格にしたにもかかわらず、10セットすべてが完売し、中国人の女性や、小学生の女の子が迷いながら買おうとしてくれたこと、山櫻のおじさまや、カメラマンの方、会社関係の @nafier、@8cchoさん、@komaimu、@solazydoさん、@ninnic_love が遊びに来てくれたりと、思い返すと嬉しいことばかり。
製本の都筑先生が、アナナプレスで参加されてるので、久々に会えたし、懇親会では、何代にも渡り活版印刷会社を運営されているオジサマたちの熱い思いを聞き、あまり話せなかったかったけれど、ふだんはパンを作っている中で、作品づくりをされた山田理香さんや、旦那さんと仲睦まじく参加されていた Tokyo Pear のお二人。
そして、出展ブースが近かったことで出会えた letterpress 会(@u1dau@achirabe@kami_labo@smbetsmb_k@smbetsmb_m)のみなさん。お若いのに、しっかりしてて、生き生き話す姿が、みなさん印象的だったな。
今回、会場をすべて見れなかったけれど、ものづくりを楽しんでいる人たちにたくさん出会えて良かった。これからも、みなさんの活動をみていくのがとても楽しみ ;-)



flower card


ブースの写真

2010年5月26日水曜日

make.believe

きょうは、GENKI ROCKETSライブ(六本木ヒルズアリーナ)を体で堪能。これが無料とは…。アバターにも負けない「映像」と「音」、多くの人との一体感で、旅して帰ってきた気分だった。ふだん聞くジャンルではないけれど、「Heavenly Star」という曲も良かったし、アニメーションも面白かった。モニタが二重構造(?)になっていて、手前のモニタの前に映像が飛び出し、背景のモニタにも映像が流れ、大音量のリズムを一気に体に流すような不思議なライブだった。
水口哲也さんの仕事は、「自分の仕事をつくる」という本で紹介されたり、Think the Earthのセミナーのゲストだったり、どんな活動をされているのか気になっていたので、良い機会だった。本によると、ミュージカルの本当の面白さをつかむために、中心的なスタッフとともに、NYのブロードウェイに出かけたり、ドライブの面白さをつかむために、アメリカ中西部へ行かれるとのこと。口にしなくとも伝わる何かをチームで共有しながら、仕事をつくる方らしい。

オープニングに流れていた、ソニーのブランドメッセージ「make.believe」を伝えるための映像も良かったし、絵を生かすためのコピーもとても良かった。最後に「好奇心に、出会おう」ってね。



こちらのメイキングもオススメ。作ってる人たちの楽しさや、興奮が伝わってくる。

YouTubeでは、学生とのワークショップの様子も見られる。SONYの力強さを感じた夜だったな。

workshop:水口さん
workshop:日比野さん × 森本千絵さん
workshop:ヒロ杉山さん

2010年4月3日土曜日

つながる記憶

レタープレスを学びに、NYにショートステイに行ったyokoさん。NYで過ごした生き生きとした時間を伝えてくれるメッセージカードとともに、素敵なおみやげが家に届いた。こういう心遣いは、本当に嬉しいもの。NYといえば、Nahoさん。1年ほどの短い時間しか一緒に働けなかったけれど、その当時何回かに渡ってNYのおみやげを頂いた。あの頃の私には、どのおみやげも素敵すぎて使えず、今も大事にしまってある。そういえば、Nahoさんにもらったステーショナリーがレタープレスだったような…。聞いてみると、やっぱりそうだった。タイポグラフィの授業で見学に行ったBowne and Co., Stationersというお店だったらしい。yokoさんにも伝えたところ、今回の旅で立ち寄ることが出来たとのこと。NYのおみやげが、時を経てつながり、なんとも嬉しい出来事だった。

yokoさんから届いたNYのおみやげ


NahoさんからのNYのおみやげ

2010年3月29日月曜日

オラファー・エリアソン展

行くかどうか迷っていたけれど、招待券をいただいたのをきっかけに、オラファー・エリアソン展に行ってきた。
オレンジ色の部屋に入ると、人々がモノクロに見えたり、
色のついた霧(ピンク、緑、ブルー)の部屋で、
人々が色に染まったり、
点滅する光の中で見る噴水が、水の彫刻に見えたり、
ガラスの箱を挟んで、壁に投影されるスポットライトの部屋では、
予期しない2つの光をみることが出来たり。
他にも、鏡や光、影によって、当たり前のように知覚している日常の感覚をずらすような体験によって、新しい発見に満ちた展覧会だったと思う。
直島でジェームズ・タレルの作品(地中美術館南寺)に出会った時の驚きが蘇った。


初めて21世紀美術館を訪れたのは、確か5年前。AXIS誌の連載「庭からの視線」の最終回で取材に来たので、今回で2度目。

時間が経った今も、街の人に愛されているようで、家族連れや若い人たちすべてが美術館を楽しんでいるのが伝わってきた。
印象的だったのは、双子の男の子が親子で来ていて、パントマイムのようにダンスする影絵の作品を見て、「そこにいるのは分かってるんよ。出て来なさいよ〜」とはしゃぎながら見ていたのが心に残った:-)
大人になると、面白いと思っても、プロジェクタで裏から投影していることを想像してしまう。でも、たまには子供の目でアートを楽しんだら、もっと違う世界が見えてくるかもしれないと思う瞬間だった。

作品の雰囲気が知りたい方は、この映像がオススメ。
写真は、テート・モダンで発表した "Weather Project" Om JJ Filmより転載

→ ご本人のサイトは、こちら


帰って来てから、我が家のライトは、エリアソンライトだったことに気づく;-)

FL2

デンバーにあるインタラクティブスタジオ「FL2」のサイトが、大胆な動きとシンプルなデザインの組み合わせで良かった。エレベーターを思わせるような縦方向の動きが心地良い。

プロジェクト名がリスト化されたトップページ


プロジェクトをクリックした後の動きに驚く。画面が割れて回転する。


フォーム入力も、ボックスが回転しながら質問が入れ替わり、ユーモアを感じる


投稿された動画が見られるコンテンツもある

2010年3月11日木曜日

pattern foundry

twitter で think_smallさんに教えてもらった pattern foundry のサイト。好きなパターンを選択すると、背景に展開してくれるというもの。最近、パターンに興味があるので投稿してみようかな。シンプルで単純だけど、見せ方として効果が大きいような気がする。

パターンを一覧したページ


背景に展開すると…

2010年3月10日水曜日

Birthday Card

誕生日の友人へ贈るカードの封筒にひと手間加えてみました。カードは、数年前MoMAで買ったウォーホールのイラストカード。センスの良い、ショッピングが好きな友人に合わせて、ショーウィンドーに靴が飾られてるイメージに。写真だと分かりずらいですが、ショップのひさしをイメージし、ブランド名のように友人の名前を入れてみました。レーザープリンタで、パール系の紙に印刷してみましたが、なかなかの品の良さ。またアイデアが膨らむ楽しいひと時でした ;-)

2010年1月25日月曜日

ハイチ地震

twitterで、ハイチ地震の募金情報をsaul_uedaさんのアナウンスで知り、微力ながら募金をしてみた。ユニセフや赤十字など、知名度の高いところは、何もしなくても募金が集まってくるそうで、寄付に迷った場合は、現地でしっかり活動しているNGO/NPOがオススメですよ、とのこと。

Think Daily緊急支援ページ内のピースウィンズ・ジャパンさんが、クレジットカード対応だったので、こちらにトライしてみた。あっという間に完了。


さらにスタッフの人たちが、もっと手軽に募金ができるように、と短期間で携帯サイトをオープンさせていたことにも感動。

webリニューアルで、デザインさせていただいたThink the Earthのスタッフの皆さんによる、普段とは違う活動の一面を見た気がする。

手軽さという意味では、iTunesの募金に感心し、話題になったニュースでは、iPhoneの救急アプリを見て、包帯や添え木のあて方を学び、出血を止めたことで九死に一生を得た、というニュースに驚いた。すごい時代だなと思う。

2010年1月13日水曜日

Libron

Amazonで検索した本が、最寄りの図書館にあるか検索してくれる便利なツールが「Libron」というらしい。
Firefoxだと操作がとっても簡単。ただ、サービスを利用できる地域が限られているけれど、東京都は利用できるとのこと。Amazonって太っ腹なこと、と思ってしまうのは私だけだろうか。

2010年1月12日火曜日

New Year Greetings 展


New Year Greetings 展という展覧会に参加させていただきました。
同じ会社から、私を含め3名が参加しているというのも、なんだかワクワクします。
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1月8日(金)〜1月17日(日) 12日(火)休み
12時〜19時/最終日は18時まで
会場=ギャラリーみずのそら 
〒167-0042 東京都杉並区西荻北5-25-2
企画=ananas press(山元伸子+都筑晶絵
会場構成=山下桂樹
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2010年1月6日水曜日

製本教室を終えて

十数年ぶりに「習う」という体験は、忘れていた記憶を思い出し、ちょっとした留学気分だった。日本にもこんな教室があったなんて。
引き戸を開けた感じが、茶室のにじり口を通る感覚に似ていた。
最初の授業は、先生のパリやスイス留学の話をスライドで見ながら、簡単な製本の知識を教えてもらい、どんな授業で、どんな作品を作って、どんな人に教わったかなど、実際の本や紙、道具を見せてもらいながら、のんびりした空気で始まっていく。そして、先生のお茶めっぷりも徐々に発揮されていく;-)  今まで、本の形に綴じてあるから「製本」だと思ってたけれど、折りにしても素材にしても、こういう作りも「本」なのかと目から鱗だった。
心残りだったのは、習いに行くことが精一杯で復習が出来なかったこと。毎週行く度にアイデアが浮かぶのに、実験したり、自分の好きな素材を集める余裕がなく終わってしまった。今年は、習った感覚を忘れないうちに、少し形にしてみたい。
最近はMacの作業がほとんどだけれど、指先に神経を集中して作る感覚が本当に心地よかった。ついつい頭で考えて作ろうとしてしまう。でも仕事柄、頭と手をバランスよく使うべきだな、と改めて実感。確か、AXIS誌のカバーインタビューで、岩崎一郎さんがそういうニュアンスで語っていたような気がする。
一番印象に残ったのは、先生の恩師にあたるかわいらしい女性(確か80歳くらい)の笑顔。今も現役の製本家で活躍されていたと記憶している。歳を重ねても現役でいられる仕事ということに憧れてしまう。世の中ではデジタル化が進む中、変わらない手技が存在することにホッとしてしまった。


最初の方の授業で見せてもらった、ananas press の作品「Sincerely yours, 」 画家や詩人たちから手紙が届きましたよ、ということらしい。紅茶で染めた色も、手作りのハト目も、細かくて丁寧なものづくりに感動。
この作品を見て、昔の会社の先輩に、美術館の何かに反対を表明する為に、画家たちのサインを集めたポスターを本で見せてもらったような記憶がある。それが誰の作品だったのか思い出したい…、うーん。



5回のクラスで習ったもの。 最近、紙を選ぶ必要のない仕事が多かったので、課題ごとに自分の好きな紙を選べて、すごく楽しかった。スイスやパリ、中国の紙があったかと思えば、英語の単語練習ノートやジャポニカのようなノートの紙もあり、もちろん竹尾の紙、ファーストヴィンテージ、OKサンドカラー(紙色の名前が、きゅうり、とまと等)などもあって、糸やハト目の色も選べるようになっていた。


今回の教室がきっかけで、昔から好きだったブルーノ・ムナーリポール・ランドを思い出した。デザインを習い始めた頃、友達の誕生日にムナーリの絵本を贈りあったり、ポール・ランドの雑誌広告やIBMの時計を集めたりしてたな。十年以上経ってるのに、好きなものって意外と変わらないのか、と再発見。


ムナーリの映像もyoutubeで見られることを発見。便利な時代だな、本当に。

2人で楽しむ本

蛇腹の数カ所が、ページとして閉じてある「本」を紹介する映像を見ていたら、2人で楽しむ本を作ってみたくなった。



他にもページがスライスされたアートブックのような「本」があった。製本教室でも思ったけれど、世の中にはまだまだ私の知らない「本」が沢山あるように思う。



これらの作品は、onlab という、ベルリンを拠点に活動しているデザインユニットのサイト。グラフィックを中心にしているけれど、スペースデザインにもすばらしいセンスを感じる。






ロロロ(クチロロ)

表現として、ありそうでなかった映像に出会った。
日常にある物の動きと音だけで、こんなに海を感じるなんて。
それにしてもこの「ロロロ」って、全貌が掴めず気になってしまう。

クチロロ「everyday is a symphony」より、
ミュージック ビデオ「海」。
Direction&Animation: 水尻自子 Produce: 伊藤ガビン