2010年3月29日月曜日

オラファー・エリアソン展

行くかどうか迷っていたけれど、招待券をいただいたのをきっかけに、オラファー・エリアソン展に行ってきた。
オレンジ色の部屋に入ると、人々がモノクロに見えたり、
色のついた霧(ピンク、緑、ブルー)の部屋で、
人々が色に染まったり、
点滅する光の中で見る噴水が、水の彫刻に見えたり、
ガラスの箱を挟んで、壁に投影されるスポットライトの部屋では、
予期しない2つの光をみることが出来たり。
他にも、鏡や光、影によって、当たり前のように知覚している日常の感覚をずらすような体験によって、新しい発見に満ちた展覧会だったと思う。
直島でジェームズ・タレルの作品(地中美術館南寺)に出会った時の驚きが蘇った。


初めて21世紀美術館を訪れたのは、確か5年前。AXIS誌の連載「庭からの視線」の最終回で取材に来たので、今回で2度目。

時間が経った今も、街の人に愛されているようで、家族連れや若い人たちすべてが美術館を楽しんでいるのが伝わってきた。
印象的だったのは、双子の男の子が親子で来ていて、パントマイムのようにダンスする影絵の作品を見て、「そこにいるのは分かってるんよ。出て来なさいよ〜」とはしゃぎながら見ていたのが心に残った:-)
大人になると、面白いと思っても、プロジェクタで裏から投影していることを想像してしまう。でも、たまには子供の目でアートを楽しんだら、もっと違う世界が見えてくるかもしれないと思う瞬間だった。

作品の雰囲気が知りたい方は、この映像がオススメ。
写真は、テート・モダンで発表した "Weather Project" Om JJ Filmより転載

→ ご本人のサイトは、こちら


帰って来てから、我が家のライトは、エリアソンライトだったことに気づく;-)

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